妊娠までの仕組みを知る事で、あなたが何をすればいいかわかるかも!?
こんにちは助産師のくろせまきです。
意外に知られていない、、、妊娠の基本
妊娠までのプロセス!
この項目がしっかり作動してるかがまずはポイントになっていきます!!
その検査をするのが不妊治療検査の中で大きく分けて
3つです!
卵子にまつわるトラブル
排卵・卵管・子宮にまつわるトラブル
精子・射精にまつわるトラブル
卵子にまつわるトラブル:卵子の成長にまつわるトラブル
- 卵子が育たない
- 年齢と共に歳をとる卵子
- 育った卵子が飛び出せない
- 卵子が育たない:卵子は脳や甲状腺・卵巣からのホルモンの刺激によって成長、成熟して行きます。分泌が不十分だと卵子が育たないや排卵しなかったりします。それを卵巣機能不全と言われたり、月経不順や無月経は要注意。病院では排卵誘発剤やホルモン剤の使用がされます。
- 年齢と共に歳をとる卵子:卵子の数は生まれる時から決まっていて増える事はない、そして歳とともに数は減る一方、増えません。そして年齢と共に卵巣も老化します。病院では血液検査で※AMH検査として検査されます。そして、病院では老化を食い止めれる物は何も処方されません。
- 育った卵子が飛び出せない:ホルモンバランスの乱れから卵子を包んでる膜から飛びだせずに、そのまま黄体となってしまう事。LUF(黄体化未破裂卵胞)と言われます。
※AMH検査:アンチミューラリアンホルモンは発育過程にある卵胞から分泌されるホルモン。その数値は卵巣にある卵子の数を反映するとされている、そこを卵巣年齢の目安として検査されています。ここの説明を間違って認識される事もありますが、この数値が妊娠のし易さではありません。数値が低ても妊娠に必要な卵子の数はみんな一個です!!ここで大切なのは老化の方です!!!
排卵・卵管・子宮にまつわるトラブル
- 上手く排卵出来ない
- 排卵を邪魔するホルモンが出る
- 排卵されても子宮の中にキャッチされない
- 卵管が詰まってる
- 子宮内膜が子宮以外の場所で増えてしまう
- 精子を攻撃される
- 精子が進入しやすい、粘液の枯渇
- 卵子が通過する管が狭い・詰まってる
- 上手く排卵出来ない:たくさんの卵胞が大きく育っているが排卵できない。病院では多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)超音波検査で卵巣に沢山大きくなってる卵胞が見えるのが特徴。
- 排卵を邪魔するホルモンが出る:排卵作用を邪魔するホルモンが高い、高プロラクチン血症と言われてます。妊娠も出産もしていない時に乳汁の分泌があったり、胸が張ったり、排卵が抑制されてしまったりします。原因は脳の下垂体にできた腫瘍(良性)や、強いストレス、ある種の薬(抗うつ剤や胃潰瘍治療薬)の副作用によってドーパミン(脳内でプロラクチン分泌を抑えるホルモン)の分泌が減り、プロラクチンの歯止めが利かず分泌量が増えてしまうことがあります。薬の副作用で高プロラクチン状態になっている場合は、薬の服用をやめれば状態は改善します。
- 排卵されても子宮の中にキャッチされない:卵管采という、排卵した卵子を体内に送る管の事。そこが機能していない事をピックアップ障害という。クラミジア感染や子宮内膜症などが原因になる。特にピックアップ障害を検査する方法はない。
- 卵管が詰まってる:卵管の一部が完全に閉塞している卵管閉塞は卵子も精子も受精卵も通る事ができない。卵管の先端=卵管采が炎症や癒着をお越し、水や膿みが溜まる卵管水腫はピックアップ障害の原因
- 子宮内膜が子宮以外の場所で増えてしまう:子宮内膜が子宮の中である場所じゃない場所で増える事、強い月経痛や性交痛が特徴。その増殖の場所が卵巣なのが卵巣嚢腫(よくチョコレート嚢腫とも呼ばれてる)
- 精子を攻撃される:女性の身体が精子を異物として、自分の身体に抗精子抗体を作ってしまう事。頸管粘液や卵管液のから精子がブロックされる。通過、受精できない。
- 精子が進入しやすい、粘液の枯渇:膣にある粘液が精子の通過を手助けすると言われているが、そこが不足する事で進みにくい。排卵誘発剤等の影響を受けやすい。
- 卵子が通過する管が狭い・詰まってる:卵管の一部に癒着がある場合、狭くなって通過できない。コレを卵管狭窄という。子宮内膜症やクラミジアなどで起こる。
精子・射精にまつわるトラブル
- 精子の数が少ない
- 精子に元気がない
- 性欲がない
- 射精できない
- 精子の通り道が狭い・詰まってる
- 精液中に元気な精子がいない
- 精子の数が少ない:精巣の働きが低下、精子の数が少ない。1mlの中に精子の数が2000万個以下を乏精子症。精巣につながる静脈の血液が滞ってコブ状に膨らむ精索静脈瘤が原因だったりする。コレは栄養や習慣を見直す事、専門医に紹介になることもある。
- 精子に元気がない:精子の運動率が低い事を精子無力症、奇形が多い状態を精子奇形症
- 性欲がない:副腎疲労や貧血など、新型栄養失調の場合も
- 射精できない:勃起不全や膣内での射精できない事を膣内射精障害という。メンタル面が多いとされていますが、分子栄養学的観点から言うと副腎疲労や貧血など、新型栄養失調の場合もあります。
- 精子の通り道が狭い・詰まってる:精子の通り道が狭くなったり詰まっている事を閉塞性無精子症、通常の出口ではない膀胱へ射精されてしまう事を逆行性射精。まとめて精路通過障害と言う。
- 精液中に元気な精子がいない:射精された精液の中に精子がいない無精子症、先天的に精子を作れない方や精巣の炎症で精子を作れない原発性無精子症。
受精・着床にまつわるトラブル
- 卵子と精子が出会えない、出会えても受精できない
- 成長できない
- 子宮内側の状態が受精卵にとって、居づらい
- 子宮内膜が薄く、潜りこみにくい
- 血流が悪くて、着床できない
- 卵子と精子が出会えない、出会えても受精できない:卵子と精子を一緒になっても受精できない事を受精障害。検査方法はない体外受精で初めてわかる事。
- 成長できない:受精できても、細胞分裂が止まってしまったり成長しない。
- 子宮内側の状態が受精卵にとって、居づらい:子宮筋腫や子宮内膜にポリープがあったりすると着床しにくい事もある
- 子宮内膜が薄く、潜りこみにくい:黄体ホルモンのお陰で子宮内膜が厚くなるが、黄体ホルモンの分泌が不足する黄体機能不全で薄くなる
- 血流が悪くて、着床できない:子宮が入ってる骨盤内の血流が悪いと血流だけでなく栄養も届かない。着床しても流産しやすいとも言われている。